鳴門市消費者協会の紹介

公開日 2017年07月12日

鳴門市消費者協会は、昭和47年10月3日に創立されました。発足当時の会員数は45名でしたが、現在は140名となっております(平成29年7月1日時点)。会長は戸田浅夫、副会長は岡本壮史です。私たちは、会員相互が自主的に消費生活に関する必要な知識や情報を修得し、主体的、合理的に活動することに努め、もって消費生活の安定と向上をはかることを目的として活動しています。

私たちの事務所は、鳴門市のうずしお会館4階、鳴門市消費生活センターと同じ部屋にあります。平日の午前10時から正午まで、毎日当番を決めて出向いており、主に不用品の斡旋業務を行っております。具体的には、市の広報紙に「おゆずりします おゆずりください」というコーナーを設け、不用品を譲りたい人、ほしい人から、それぞれ譲りたい物、ほしい物の情報を聞き取って掲載し、不用品がほしい人の手に渡るよう斡旋を行っています。また、この他にも、消費生活センターと同じ部屋に事務所があるということを活かし、消費生活センターへの相談者が重なった場合に相談者を案内したり、電話に出たりするなどのセンターの補助業務も行っております。

鳴門市のうずしお会館
消費者協会事務所と消費生活
センターが同じ部屋にあります
会長
戸田 浅夫

私たちが毎年行っている活動を紹介いたしますと、まず、毎年4月に行っている、四国霊場二番札所「極楽寺」でのお遍路さんへのお接待が挙げられます。リフォーム部会で手づくりした巾着の中に飴を数個ずつ入れたものを、200個から多いときは400個くらい作り、配っています。この活動は40年以上続いており、毎年大変喜ばれています。最近では、市が作成した消費生活に関する啓発チラシも同封し、お接待と併せて啓発も行っているほか、外国人のお遍路さんも増えてきたため、「お接待」を英語と中国語で説明したプラカードを掲げるなど、工夫を凝らしています。

毎年、お遍路さんに大好評です
いろとりどりの巾着が並びます

その他の恒例行事としましては、講師を招いて講演会を開催する「消費者懇談会」、市役所と協働で開催している「消費者の市・消費生活展」、年2回の料理教室、研修旅行などがあります。また、県下一斉で行われるマイバッグキャンペーンや、振り込め詐欺防止キャンペーンに参加しているのに加えて、鳴門市や鳴門警察署と協力しながら、スーパーなどでの消費者問題啓発キャンペーン等も随時行っております。

平成28年度消費者懇談会の様子
(講師:鶯 春夫先生)
平成28年度消費者の市・消費生活展の様子
料理教室の様子
スーパーでのキャンペーンの様子

その他にも、平成28年度には、鳴門市において「北部地区消費者のつどい」が開催されました。新しくなった「ボートレース鳴門」を会場とし、鳴門ならではのおもてなしとして「第九」の歓迎セレモニーを行うなど、工夫を凝らしました。楽しみながら学んでほしいという思いから、講師は「ひまわり劇団」にお願いし、寸劇で詐欺やトラブルに遭わないための注意点・対処法等を学びました。約160名の方が参加し、盛会となりました。

「第九」で歓迎セレモニー
寸劇で楽しく学びました

受講生をおもてなし

また、平成28年度からは、国民生活センターの研修が鳴門合同庁舎で行われるようになり、その際には受講生にレンコン茶のお接待も行っています。市外、県外から来た受講生に鳴門市の魅力を発信しながら、消費者庁及び国民生活センターの徳島県誘致に向けた取り組みに協力できていることを、嬉しく思っています。


事務所には、よく見える所に
この言葉が飾られています

私たちの活動の支えになっている言葉があります。日野原重明さんの言葉で、「誰かのために 自分の時間を使い いのちを使うことが 自分をよくすることに つながります」というものです。この言葉を心に刻みながら、これからも、市民と行政の間のパイプ役として、地域に密着した活動を展開し、消費生活の安定と向上に向けて取り組んでいきたいと思います。

(写真提供:鳴門市)